フリーコンサルタントのキャリアはリスクだらけなのか?経験に基づく考察

フリーランスという言葉が定着し、企業が個人のフリーランスと契約をすることも珍しくなくなってきました。今回はフリーランスの中でもフリーランスコンサルタントというキャリアについて書いていきたいと思います。私自身、起業の初期はキャッシュを稼ぐためにフリーランスコンサルタントとしての活動を行ってきました。その際、フリーランスコンサルタントのデメリットを強く感じました(もちろんメリットもある)。この経験からフリーランスコンサルタントに関しての考察をまとめてみたいと思います。

 

フリーコンサルタントとは

フリーコンサルタントとは企業に所属してコンサルティング業務を行うのではなく、個人でクライアントの課題解決に向けたコンサルティングサービスを行うコンサルタントのことです。企業に所属してコンサルティングを行う場合は、クライアントへのコンサルティングフィーに関係なく、所属するコンサルティングファームからの報酬が給料となりますが、フリーコンサルタントの場合はクライアントへのコンサルティングフィーがそのまま自身の給与になるため、収入が上がることが多いです。しかしデメリットもあります。デメリットに関しては後述します。

コンサルティングファーム出身者だけしかできないのか?

コンサルタントと聞くと戦略コンサルティングファーム出身者が行うイメージがありますが、フリーコンサルタントは戦略コンサルティングファーム出身者だけではなく、事業会社・ITベンチャー・広告代理店など様々なバックグラウンドを持つ方々もそれぞれの専門性を活かしてフリーコンサルタントとして活動しています。私自身も戦略コンサルティングファーム出身ではないが、マーケティングという専門性を持つフリーコンサルタントとして活動をしていました。

フリーコンサルティング案件紹介サービス

フリーコンサルタントは企業に所属をしていないため、自動で案件をもらえるわけではなく、自身で案件開拓をしなければなりません。しかし、自身でクライアント開拓をしていくことは時間がかかりますし、ゼロから行うのは難易度も高いです。そこで、多くのフリーコンサルタントはフリーコンサルタント向けの案件マッチングサービスを利用しています。ここでは私が実際に利用したサービスを紹介します。

High Performer

株式会社Intloopが運営をしているフリーコンサルティング案件紹介サービス。案件は経営コンサルティング・ITコンサルティングのバックグラウンドを持つプロフェッショナル向けの案件が多い。案件の報酬は100万~200万と比較的高めの案件が揃っている。

また、支払いサイトが15日間であったり、フリーランスコンサルタント向けのサポートサービスが充実しているなど案件紹介以外にも様々なサービスを受けることができる。

登録した後はカウンセラーと面談を行い、その後に案件紹介を受ける流れである。High performerはマイページ上で案件応募できるのが魅力的である。案件を自分で応募できないサービスはエージェントからの連絡を待つだけになってしまうので不安定になりやすいので、このサービスはありがたい。

https://www.high-performer.jp/consultant/

High Class

株式会社ヴァンテージマネジメントが運営をする非エンジニアフリーランサーへのコンサルティング案件紹介サービス。案件としてはデジタルマーケティング案件・人事案件・経理・総務・営業案件など様々な案件がある。コンサルティングファーム出身者でなくとも案件が見つかりやすいことが特徴としてあげられる。

流れとしては採用担当者との面談後に案件紹介という流れである。High Classの案件は週x回の稼働で50万円程度のようなフルでコミットするタイプではない案件が多い。そのため、様々な案件や、起業準備をしている方にとって使いやすいサービスであるといえる。

また、High Classは登録者の中で更に一定以上のご実績をお持ちの方限定の完全招待制コミュニティーも運営している。

https://highclass.work/

Freeconsultant.jp

株式会社みらいワークスが運営を行っているフリーコンサルタント向けの案件紹介サービス。上場企業である、みらいワークスが運営しているということもあり案件数や登録コンサルタント数も非常に多い。

登録者は大手総合コンサルティング・戦略系コンサルティング・大手SIER、ソフトウェア企業・大手Webサービス企業・ITベンチャー・金融機関・国内大手メーカー・サービス業の情報システム・企画・新規事業部門などに所属していた方が多い。案件は戦略策定・プロジェクトマネジメント/PMO・システム導入・業務改革・Webマーケティング・Webディレクション・新規事業立上げ・人材開発などが多い。

案件はPMO案件から完全リモートでのアドバイザリー案件など幅広くあり、都内だけでなく地方案件もある。案件単価も100~200万円など高単価なものが多い。

https://freeconsultant.jp/

Consultant Search

株式会社ワークスタイルラボが運営するフリーコンサルタント向け案件紹介サービス。ワークスタイルラボは経営コンサルティングファームであるドリームインキュベーターの子会社であり、コンサルタントのマッチングプラットフォーム市場の形成を目指してサービスを運営している。

案件としては戦略・経営・マーケティング・SCM・M&A・BRP・システム・財務など幅広くあり、案件安価も200万程度と高単価な案件が多い。

https://consulsearch.com/

Warisプロフェッショナル

株式会社warisが運営をしているフリーランサーのための案件紹介サービス。女性がメインなように見えるが、男性ももちろん登録でき案件紹介も受けられる。

Warisプロフェッショナルは登録をして、カウンセラーとの面談を行えばマイページ上で案件応募できるのが魅力的である。案件を自分で応募できないサービスはエージェントからの連絡を待つだけになってしまうので不安定になりやすい。

案件は経営・マーケティング・財務・広報・法務・人事など非常に幅広い。そのため自分の専門性にあった案件が選びやすい。

https://waris.co.jp/

NOMAD

株式会社サーキュレーションが運営を行うフリーコンサルティング案件紹介サービス。サーキュレーションはこの他にも以下のようなサービスを行っている。

KOMON

シニアエグゼクティブ向けの顧問案件紹介サービス

クライアント企業の経営課題解決に焦点を当て、アドバイザリー型/実働型案件紹介サービス。

https://www.circu.co.jp/personal/20160101/000026.html

NOMAD

フリーランスコンサルタント向けの案件紹介サービス。経営者から、経営コンサルタント、銀行・証券営業、新規事業開発、経営企画・事業企画、人事専門家、マーケティング専門家、Webディレクター等、が登録をしている。

https://www.circu.co.jp/personal/20160102/000055.html

Open research

1-2時間の電話または対面で

あなたの専門知識や経験を教えてあげるサービスです。

https://open-research.jp/lp1/

flexy

エンジニア・デザイナー向けの案件紹介サービス

https://flxy.jp/

 

サーキュレーションが紹介する案件は週x回の稼働で50万円程度の案件のようなフルでコミットするタイプではない案件が多い。そのため、様々な案件や、起業準備をしている方にとって使いやすいサービスであるといえる。

案件も都内だけでなく地方もあるので、都内在住でなくとも案件が見つかりやすいのが魅力的である。

経営コンサルティング案件以外にもマーケティング案件、営業案件、人事案件など様々な案件があるのでバックグラウンドが経営コンサルティング出身でなくとも見つかりやすいのも特徴である。

 

また、サーキュレーションと契約をしているコンサルタントは明治神宮前のWework Iceberg近くにあるサーキュレーションオフィスを使うこともできるので、フリーランサーにとっては非常にありがたい。

https://www.circu.co.jp/

Consultant Job for Freelance

株式会社アサインナビが運営するフリーコンサルタント向けの案件紹介サービス。運営母体がITを専門としているため、案件もIT系の案件が多い。主に経営コンサルティングやITコンサルティング出身者を求めているのでそれらのバックグラウンドが無い方にとっては案件はやや見つかりづらいかもしれない。

 

案件としては以下のような形である。

  • グローバル製造業におけるシステムロールイン案件/PMO(日本担当)
  • SAP新規導入案件/MM・SD・PPコンサルタント
  • SAP新規導入案件/FI・COコンサルタント
  • 金融業における構想策定(会計)案件/ITコンサルタント

案件の単価に関しては150万~200万など高単価の案件が多く、PMO案件がメインとなっている。地方案件もあるがほとんどが都内でのプロジェクトである。

登録をした後に面談を行い、その後案件の紹介をもらうという流れである。

https://consultant-jobs.jp/

フリーコンサルタントのリスク

冒頭にも申し上げましたが、フリーコンサルタントはメリットもあるがデメリットもあります。私自身フリーコンサルタントとして活動をしていた中でリスクのほうが大きいと感じました。ここでは私が感じたメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。

メリット

収入が増える

前職では年収が1千万円ほどでしたが、フリーコンサルタントとして活動して休まず稼働したところ年収は3千万円まで行くことができました。200万を超える案件とアドバイザリー案件を同時並行で走らせていくと年収で3000万円を超えることも夢ではありません。実際、周りのフリーコンサルタントも年収3,000万円を稼ぎ出している人達は決して少なくはなかったです。

自分の裁量で働ける

フリーコンサルタントはどのくらい働くかは、どのくらいの案件を受けるかによって決まるので、自身の裁量次第です。のんびり働きたいと思えば、案件を減らせばいいし、頑張って稼ぎたいということであれば案件をどんどん引き受ければいいのです。自分が稼働すればした分だけ収入が上がるのでモチベーションが湧きやすいです。

デメリット

収入が不安定

フリーコンサルタントは案件がなくなれば収入はゼロになるので、収入は非常に不安定です。案件は常に見つかるわけでなく、案件と案件の間で1か月間が空くこともあります。その際は収入ゼロになります。事実、フリーコンサルタントで案件の紹介が集まる人は一部の人であり、多くのフリーコンサルタントが案件を常に探していることが多いようです。

また、病気になって稼働ができないときにも収入がゼロになります。今は健康で案件があっても1か月後・2か月後には何が起きるかわかりません。私の周りのフリーコンサルタントにも突然の病気で稼働が2か月間できなくなってしまい、苦しんでいた方がいらっしゃいました。

若いうちはフリーコンサルタントもいいかもしれないですが、歳をとるにつれてよりリスクは高くなっていきます。

キャリア成長はない

フリーコンサルタントとしてどんなに様々な案件を行ったとしても、報酬が上がるわけではなく、キャリア成長もありません。フリーコンサルタントとしてこなした案件が多い人は、より案件が見つかりやすくなるかもしれないが、安定的に報酬が入ってくるわけでもないですし、それによって対外的評価が上がって、例えば転職が有利になるなどということはほとんどありません。フリーコンサルタント歴10年以上の方も周りにいらっしゃいましたが、まったく同じことをおっしゃっていました。フリーコンサルタントからどこかの会社にキャリアアップして転職するといったようなキャリアを築くことは難しいようです。

自己成長がしにくい

フリーコンサルタントは基本的に自身の専門領域で業務を行うだけなので、新しい知識やスキルが身につくことは少ないです。1日の大半を使う仕事で新しいスキルが身につかないので、その他の時間で自習をしなければ自己成長はありません。そのためフリーコンサルタントをずっとやり続けることは自分の成長速度を遅めてしまう可能性大いにあります。

フリーコンサルタントはやり続ける職業なのか

私はフリーコンサルタントはずっとやり続ける職業とは思えません。理由としては収入のリスクが高すぎるのと自身のキャリア選択の幅を狭めてしまうことがあるからです。

一方で、起業準備や転職と転職の間でスキルを活かしてフリーコンサルタントとして活動するのは大いに勧めています。今現在、フリーコンサルタント一本で活動している方はこれを機に転職活動や起業するなどの行動を起こすことをお勧めします。

 

 

いかがでしたか?

もっと知りたい部分などをコメントいただければ随時ご紹介していきたいと思います。

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