分かるようでわからないマーケティングの仕事の中身とは?

マーケティングとは?

そもそも、マーケティングとは何なのでしょう?

ビジネスにおいてよく聞く言葉ではありますが、その意味を正確に理解している人はあまりいないのではないでしょうか。マーケティングの仕事への転職を考えているあなた自身も、もしかしたら正確にはその中身を把握できていないかもしれません。

マーケティングというと、一般的に「市場調査」というイメージを持つ人が多いようですが、これはあながち外れではないものの、本来のマーケティングの意味とは少々異なります。

マーケティングとは、もっと広範囲な業務を指すものであり、市場調査=マーケティングではなく、マーケティングという業務の中に市場調査も含まれると考えるのが正解。

マーケティングのスタートは、リサーチです。マーケティングリサーチは、外部や内部の環境分析を行い、その分析結果を元に自社商品やサービスのターゲットを明確にし、ニーズを掘り下げ、参入する市場を選定していくという重要なプロセスの一つです。

そのように細分化した市場の中から更にターゲットを絞り、独自性や付加価値のある商品を企画し、何度も試作品の改良を行いながら、完成品を作り上げます。

その完成した商品をいかにして効率よく世の中に流通させるかを検討し、プロモーションを通して消費者に働きかけ、販売する。

このリサーチから販売に至るまでの一連のプロセスを、マーケティングといいます。

 

SNSを活用したプロモーションやwebにおける商品の販売も、デジタルマーケティングと呼ばれるマーケティング戦略の一つです。

企業のマーケティング業務の一つとして実施されることもあれば、顧客に対するデジタルマーケティング業務に特化したコンサルティングサービスもあります。このように、マーケティングという業務の範囲は実に多岐に渡るのです。

マーケティングの業務内容

マーケティングの仕事について、もう少し細かく見ていきましょう。

マーケティングリサーチ。

電話調査やwebリサーチ、モニター調査やグループインタビューなど様々な手法がありますね。

市場調査もマーケティングの仕事の一つではありますが、現在の市場についての調査・分析を行う市場調査に対し、マーケティングリサーチは将来的な市場の動向についても考察を行う、未来予測の仕事です。

調査の結果から現状の課題だけでなく将来に向けた課題までも洗い出し、解決策を見出さなければならない。

分析力の求められる仕事です。

商品の企画・開発

商品の企画・開発は、マーケティングの中核を担う仕事となります。

マーケティングリサーチによって得られた結果に基づき、商品コンセプトを作成します。

製品化するまで何度でも試作を繰り返しますので、数年間というスパンを経てようやく商品が市場に出ることも珍しくありません。

実に地道ですね。

売りたい商品や売るべき商品を作るのではなく、「売るための商品」を作ること。それが、マーケティング戦略における商品開発なのです。

ブランディング

次に、完成した商品を販売するためのプロモーションを実施します。

まず、ブランディング。

リサーチによって市場を細分化し、ターゲットを絞って商品を差別化した上で、更に何らかのイメージを定着させることで一歩抜きんでた存在になることを、ブランディングといいます。

PR

PR(PublicRelations=パブリックリレーションズの略称)は「信頼関係」を意味する言葉。

 

マスコミ各社へプレスリリースを配信し、それに対して取材依頼が来る。SNSで情報を発信するなどして、知名度を高め、好感度を上げていく。それが、PRの仕事です。

 

対して、対価を支払って各媒体に商品やサービスを掲載することを広告といいます。

販促活動

販促活動もプロモーションの一部ですね。

売り場のPOPや商品ディスプレイを工夫をしたり、試食やキャンペーン等のイベントを実施したりというのが、その業務に含まれます。

 

プロモーション一つでも、これだけ多くの仕事があるなんて驚きです。

 

マーケティングプラン

マーケティングのやりがい

そんなマーケティングの仕事ですが、面白さややりがいはどういった所にあるのでしょうか?

何もない所へ一から商品を作り出すというクリエイティブな仕事ですから、そこはやはり魅力ですよね。

商品はもちろん、パッケージや広告のデザイン一つにもこだわった商品です。

いくつものハードルを越え、ようやく完成した商品が世に出て店頭に並んでいるのを見た時には、なんとも言えない達成感があるはずです。

更に、その商品が飛ぶように売れた時の感激はひとしおです。

場合によってはただ売れるだけではなく、それが社会現象にもなったりします。あなたの生み出した商品によって、社会が変わるのです。

マーケティングというのは、様々な結果が数字となって出る仕事です。

それは、ある意味とても怖いことではありますが、一度「ヒット」を経験すると更に高みを目指したいと、マーケティングの仕事に入れ込んでしまうことになるでしょう。

特にデジタルマーケティングは、一つの改善が翌日の結果に繋がるというくらい、変化の激しい市場において職務を遂行することになります。

それだけに、「人を動かしている」という実感を得やすく、戦略を立てて実行したことが大当たりすると、なんとも言えない興奮を感じるようです。

動かすことができるのは、何も顧客だけではありません。

企業の中枢部門であるマーケティングの仕事ですから、あなたの指示ひとつで時には全社が動く場合もあるのです。ほぼルーティンがない仕事なので、常に新しいことに挑戦したい人、同じことの繰り返しの日常に不満を感じる人にとっては、大変面白い仕事になるでしょう。

マーケティングというのは、イメージほど華やかではない、ひたすら数字を追い求めるような仕事ですが、「数字を追う」楽しさに一度目覚めてしまうと、もう他の仕事はできなくなります。

確かに、なかなか思うようにはいかないし、プレッシャーの多い仕事ではありますが、様々な課題をあるからこそ、それを乗り越えるというやりがいがあるのでしょうね。

マーケティング転職のリスク

このように、一口にマーケティングといってもその仕事内容は実に様々です。

それでなくとも、マーケティングというのはプレッシャーの多い仕事です。

「マーケティングって、なんかカッコイイ」と、軽い気持ちで応募したら、細かい仕事が大の苦手なのに調査や分析の職種に就いてしまったり。

広報やPRといった職種に憧れて入社したら、実際は黙々と商品を企画・開発するだけの仕事だったり。

逆に、商品企画をしたくて転職したのに入社した先が自社商品を持たない商社だったりすると、販路拡大といった仕事がが主となってしまいます。

大切なのは仕事の内容だけではありません。

マーケティングの仕事をするにしても、「何を売るか」「誰に売るか」といった選択一つで、仕事の面白さは大きく変わります。

どうせ商品を世に出し、売るのであれば、自分の関心がより深いものを扱った方が仕事にも熱中できるというもの。美容に関心のある独身女性であれば、男性向けの日用品や育児用品の企画よりも、コスメや美容グッズのマーケティングに携わった方が楽しいですよね。

形ある商品よりも無形のサービスを扱いたいという人であれば、最近では人材紹介サービスなどでもマーケティングに力を入れる企業が増えていますし、オンラインサービスなども多種多様なものであふれています。きっと、あなたに合う業種、仕事があるはずです。

 

また、ターゲットが個人か法人かによっても仕事の内容は異なります。

企業間取引、つまりBtoB(Business to Businessの略称)においては、商品を使用する人と決裁者が異なる場合が多いです。

対して、消費者個人に向けて商品を販売するBtoC(Business to Consumerの略称)の場合は、商品を使用する人と決裁者が同一人物か、もしくは同一世帯であることが一般的です。

この点だけを見ても、BtoBかBtoCかで商品のコンセプト作成から販売に至るまでのプロセスは大きく変わってきます。

入社してから「マーケティングって、こんな仕事なの?」ということにならないよう、まずは企業の情報や相手が求めている職種までしっかりと調べておく必要がありますね。

マーケティング転職を成功させるには

転職サイトなどに掲載されている求人情報は、大抵の場合、その採用する現場の人間ではなく人事の社員が作成していますから、実は結構いい加減なものだったりします。

実際に入社して働き始めたら、「アレ?」と思うことも少なくないはずです。

その点、転職エージェントでは、企業情報をきちんと把握しているのはもちろんのこと、採用における具体的な仕事の内容まで細かくヒアリングしていますから、安心ですよね。もし、あなたが転職エージェントを利用するのであれば、自分はどういう仕事をしたいのか、マーケティングの仕事のどういう所に興味があるのかを、きちんと伝えましょう。その時点では、難しい言葉や専門用語を使わなくても大丈夫。

マーケティング人材に長けた転職エージェントであれば、あなたの言わんとすることをきちんと理解して、適切なアドバイスをくれるはずです。

このように、企業と転職希望者の双方に対し細かいヒアリングを実施しているため、マーケティングのような複雑は職種においても、転職エージェントを利用した場合は入社後のミスマッチが少ないのが特徴です。

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