転職人気企業リクルートへの転職を成功させるには?

転職人気企業、リクルートの事業概要

『リクルート』という会社をご存知ですよね?

誰もが知っている超有名企業です。それでは、リクルートが何をしている会社か、ということはご存知ですか?一昔前なら名前の通り「求人誌を出版している会社」でしたが、今はちょっと違います。

 

創業1960年。

創業者の江副氏は東大在学中、学生新聞の広告営業をしていました。

ある時、企業の人事課を訪問して就職説明会の広告を取り、学生新聞に掲載したのが、リクルートの前身である『株式会社大学広告』創業のきっかけです。

 

何度か社名変更を重ね、事業も拡大し、2012年にはリクルートホールディングスとして分社化。

求人サイトのリクナビだけでなく、ゼクシィ、スーモ、じゃらん、ホットペッパーなど、数々のメディアを運営しています。

 

分野としては、人材に関わる領域と販促に関わる領域に大別できるようですが、この他、バックオフィスやデジタルマーケティング、クリエイティブな分野にも高い専門性を持ち、事業を展開しています。

 

リクルートはただ大手で知名度が高いだけではなく、様々な魅力のある企業です。

例えば、リクルート出身の起業家や経営者が非常に多い。しかも、

「え? ここの社長もリクルートのOBなの?」

と、びっくりしてしまうような有名企業が名を連ねます。

なぜ、リクルートからこれだけの起業家が輩出されているのでしょうか?

 

実は、終身雇用を基盤とする多くの日本企業とは対照的に、リクルートには社員が安心して独立できるように能力面・資金面での両方からバックアップする制度 があるのです。

 

例えば、上司と部下の間で定期的にミーティングを行い、キャリアビジョンについて話し合う機会を設けるのも、その一つ。

新規事業提案制度も、社員の士気を高めると共に独立を考える一歩となるでしょう。

 

そして、なんと言っても充実したキャリアアップ支援金。

入社半年から退職金が支給されることにも驚きですが、勤続6年半以上(中途入社は5年以上)の社員には退職時に年収の1年分を支給。これをフロンティア制度といいます。

 

加えて、35歳から3年勤務するごとに上記1年分の支給額に一定金額を上乗せ。これをニューフロンティア制度といいますが、この加算額は750万から1500万円とも言われています。

 

人によっては退職時に2000~3000万円もの支援金を手にすることになりますから、独立資金には困らないというわけですね。

 

独立後もリクルートから仕事の依頼が舞い込んだりと、独立前から独立後に至るまで手厚いサポートがあることがわかります。

 

入社して、このような制度に触れるうち起業を意識し始める人もいるでしょうし、元々こうした企業制度があることを知っていて、起業することを前提に入社する人もいます。

中には、起業して自分の会社を経営しながらリクルートへ入社する人もいるようです。

 

長く一つの会社に勤めたいと考える人には向かないかもしれませんが、自身の能力を高めたい、キャリアアップしたいと考える人にとっては、リクルートへ転職することはその近道になるかもしれませんね。

リクルートの給与体系

 

転職を考える時に気になるのは、リクルートの社員の年収。給与体系です。

2018年6月末時点での従業員の平均年間給与は、有価証券報告書によると958万円となっています。

十分、高収入の部類に入るのではないでしょうか?

平均年収が高い上場企業“トップ500社”ランキングにおいては、108位にランクインしています。

リクルートホールディングスの募集要項を見ると、営業や事務系総合職、技術職によらず、新卒1年目の年収例が427万円とされています。

リクルートにはチームリーダーとかグループマネージャーといった役職がありますが、マネージャークラスになると年収は1000万円を超えてくると予想できます。

また、ミッショングレード制という社員の年収や賞与を決定するための独自の制度があり、入社時期や年齢に関わらず、与えられるミッションのグレードによってベースの月給が、達成率によって賞与が決まります。

賞与は月収の4ヶ月分が一般的で、ミッションの達成率が高ければここから更に上がるというわけです。

成績が良ければ、次のグレードが上がることもあります。

それとは別に、目標の達成スピードや達成率のよってインセンティブもありますから、難しいミッションを達成するほど給与は上がります。

 

完全なる実力主義ですね。

就職して何十年と勤めるうちに少しずつ昇給する年功序列とは違い、個人の努力と能力による部分がかなり大きいと言えます。また、キャリア採用の募集要項では、想定年収が570万~1220万となっています。スタート時点での年収に関しては、おそらくそれまでの経験や能力によって異なるのでしょうけれど、ここまで徹底した能力給を採用しているのですから、やる気と実力さえあれば短期間で一般的な水準以上の給与を達成することも可能でしょう。

 

契約社員の場合ですが、どれだけ頑張ってもミッションに取り組んでもインセンティブが支給されるだけで賞与は上がりません。

努力して目標を達成した人ほど正社員との差を感じる結果になるかもしれませんね。

ポストリクルートのキャリアとは

ここまで読んでいただくと、リクルートは良い意味で「長く勤める会社ではない」ということがわかってくると思います。

有価証券報告書によると、リクルートホールディングスの平均年齢は35.1歳。平均勤続年齢は5.8年。

この結果からも、多くの社員がリクルートでの経験を踏み台にして、次のステップへ進んでいることが想像できます。

では、リクルートを退職(内部では卒業とも言われています)した後のキャリアはどういったものが想定できるでしょうか?

最初に少しお話ししましたが、リクルートでは実に手広く様々なサービスを展開しています。

そのせいか、リクルート出身者も実に多彩な人が多い印象です。それでも、リクルートにおける核となっているのは、やはり「営業」です。

元々営業に強い企業と言われていましたし、実際、営業の現場で鍛えられ、力をつけていく社員も多いので「営業力をつけたい」とリクルートへの転職を希望する人も多いです。

では、営業力をつけたい理由を何なのでしょう?そこにはやはり、「独立」することが前提としてあるのだと思います。会社経営において、営業力は必須項目ですからね。

また、近年ではマーケティングに力を入れている印象も強いです。

元々、雑誌等の媒体を用いて事業展開していましたが、今はその活動の主体をオウンドメディアに移しています。現代において、そういった媒体を手に取り、目にしてもらうためには個人個人の営業力だけではなくマーケティングスキルが必須です。

そのような環境下で経験を積み、起業するわけですから、分野としてはメディア運営やマーケティング、コンサルティング、人材関連のビジネスに携わる人が多い印象を受けますね。

独立以外の選択肢としては、企業のメディアマネージャーやマーケター、人材関連企業の経営層に迎えられることもありそうです。

いずれにしろ、リクルートへの転職によって大きなキャリアアップを実現できることは間違いなさそうです。

 

リクルートに向いている人の特徴

このような先鋭的なビジネスを行っている企業ではありますが、リクルートの根底にあるのはやはり体育会系な営業スタイルですから、合う合わないは間違いなくあるでしょ。

では、リクルートに向いている人とは一体どういう人なのでしょうか?

1. 困難に立ち向かえる人

ミッションをクリアしていくためには、ただ目の前にある仕事を淡々とこなしているだけではダメで、目標を達成するまでひたすら頭と体を酷使する必要があります。

困難に対して自ら立ち向かい、楽しみを見いだせる人こそリクルートのような実力主義の中でもやっていける人であり、与えられた仕事をして決まった給与をもらうことに満足できる人は、リクルートには向きません。

2. とことん仕事に打ち込める人

家庭や趣味、友人との付き合いなど、仕事以外にも大切にしなければならないものはたくさんあるでしょう。それでも、リクルートのような体育会系の企業においては、その状況によって仕事を最優先にしなければならない時というのは当然あるものです。

そのような状況下において、どれだけ仕事に打ち込むことができるか。

ここぞという時には集中力を発揮し、何をおいても仕事を最優先にできる人であれば、リクルートのような会社でも結果を出していけるはずです。

3. 生活の安定に甘んじない人

リクルートは「終身雇用」「年功序列」といった日本企業の体質に真っ向から背を向けて、実力主義を取り入れている企業です。

頑張って結果を出した分だけ、給与も賞与もインセンティブも上がります。

当然、収入が増えればそこに生活のゆとりは出てくるわけですが、あくまでも本人の能力次第ですから、必ずしもゆとりのある未来が待っているとは限りません。

前項でもお伝えしたように、リクルートは長く勤める会社ではありません。

「安定」を求めるのではなく、「挑戦」し続ける姿勢が大切です。不自由の中にこそ本当の自由がある、不安定の先に安定があることを理解できる人であれば、リクルートのような会社へ転職してもやっていけるでしょう。

リクルートに転職すためには

リクルートは大手企業としても人気が高く、転職希望者も多いです。実際、毎年数百人という中途採用者が入社しています。そして、その多くは転職エージェントを通して採用されています。

リクルートのような独特な社風を持った企業への転職を希望される場合には、何よりも情報収集が大切になってきます。分社化した中のどの会社が自分には合っているのか。自らのビジョンを実現するために、どの職種を選ぶべきか。自分の経験をリクルートで生かすことができるのか。具体的な給与体制は?リクルート退職後にはどのようなステージが待っているのか。

こういったことは自分で考えるにも限界がありますし、一個人ではなかなか正しい情報も得られません。

そもそも、リクルート自体が人材の採用を扱う企業ですから、応募者の適正というものをとても重視します。自分の適性や選択を見誤ってしまうと、せっかくのチャンスをダメにしてしまうことになるでしょう。

リクルートという会社がどういう企業なのかということをある程度は知った上で、それでも「転職して実力を試したい」「キャリアアップしたい」と考えるのであれば。

 

まずは転職エージェントを頼って、ある程度の対策を考える必要があるでしょう。

そこで自身の適性を見極め、リクルートという会社をもっとよく知ってから、慎重に転職活動を進めて下さい。それが、キャリアアップへの第一歩です。

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